勝見勝とは?
かつみまさる
勝見勝とは、戦後日本のデザイン評論・普及に尽力した評論家・デザインプロデューサーで、1964年東京オリンピックのデザイン調整を主導した人物です。
勝見勝(かつみ まさる、1909〜1983年)は、日本のデザイン評論家・グラフィックデザインプロデューサーです。デザイナー自身ではなく、デザインの社会的意義を言葉と企画で広めた「デザインの伝道師」として、戦後日本のデザイン史に重要な役割を果たしました。
勝見は国際グラフィックデザイン団体(ICOGRADA)の設立にも深く関与し、日本のデザインを国際舞台に結びつける架け橋となりました。彼の最大の功績のひとつは、1964年東京オリンピックにおけるデザイン全体の調整役を担ったことです。亀倉雄策によるポスター、原弘による競技案内図、矢萩喜従郎らによるピクトグラムなど、統一されたビジュアルアイデンティティのもとにデザイン陣をまとめ上げ、「デザインオリンピック」とも称される高水準の視覚環境を実現しました。この取り組みは今日の国際的イベント・デザインの規範ともなっています。
また勝見はデザイン誌への寄稿や講演を通じて、デザインが単なる装飾ではなく社会・文化・産業に貢献する営みであることを一般に伝え続けました。グッドデザイン賞(当時の通産省制定)の普及にも貢献し、日本社会におけるデザイン意識の底上げに大きく寄与しました。
使い方・例文
1964年東京オリンピックのデザインを解説する文脈や、日本のグラフィックデザイン史の授業で、勝見勝の名前とその調整役としての役割が必ず言及されます。
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