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利根川進とは?

とねがわすすむ

利根川進とは、免疫グロブリン多様性を生み出す遺伝子再構成の仕組みを解明し、1987年にノーベル生理学・医学賞を受賞した日本人科学者です。

利根川進(とねがわ すすむ、1939年生まれ)は、静岡県名古屋市現在愛知県名古屋市)出身の分子生物学者・免疫学者です。京都大学理学部を卒業後、米国カリフォルニア大学サンディエゴ校で博士号を取得し、その後スイスのバーゼル免疫学研究所で研究を続けました。

利根川が解明した最大の業績は、免疫グロブリン(抗体)遺伝子の多様性生成機構です。私たちの体が無数の異物(抗原)に対応できる抗体を作り出せるのは、B細胞の成熟過程でDNAが物理的に再編成される「遺伝子再構成(V(D)J組換え)」と呼ばれるメカニズムによるものです。それまでは「なぜ限られた遺伝子から無限に近い多様な抗体が生まれるのか」が謎とされていましたが、利根川はこの謎を実験的に解き明かしました。

この業績により、1987年にノーベル生理学・医学賞を単独受賞しました。日本人としては当時最年少クラスの快挙であり、受賞後は米国マサチューセッツ工科大学(MIT)ピコワー学習記憶研究所の所長を務め、神経科学(記憶の仕組みの解明)の分野でも先駆的な研究を続けています。

利根川の研究は自己免疫疾患・アレルギー・がん免疫療法など現代医学の多くの分野の礎となっており、その影響は今日まで続いています。

使い方・例文

高校・大学の生物学の授業では「抗体の多様性を説明した科学者として利根川進が登場し、ノーベル賞受賞業績として紹介される」という場面が典型的な登場例である。

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