光線力学療法とは?
こうせんりきがくりょうほう
光線力学療法とは、光に反応する薬剤(光感受性物質)を体内に取り込ませた後に特定波長の光を照射することでがん細胞などを選択的に破壊する治療法です。
光線力学療法(PDT:Photodynamic Therapy)は、光感受性物質(フォトセンシタイザー)と光を組み合わせてがん細胞や病変組織を選択的に破壊する治療法です。手術・放射線・化学療法に次ぐ第四の治療法として注目されています。
治療の仕組みは次のとおりです。まず光感受性物質を静脈注射などで投与します。この物質はがん細胞などの異常な細胞に選択的に蓄積する性質があります。次に、腫瘍部位にレーザーや特定波長の光を照射すると、光感受性物質が活性化して活性酸素を大量に発生させ、周囲のがん細胞を破壊します。正常細胞への影響が比較的少ないことが利点です。
日本では以下のような疾患に対して保険適用が認められています。
- 肺がん(早期の気管支がん)
- 食道がん(早期)
- 胃がん(早期)
- 子宮頸部異形成
- 加齢黄斑変性症(眼科領域)
副作用として、治療後数週間は皮膚が光に過敏になる「光線過敏症」が起きるため、日光や強い光を避ける生活が必要です。内視鏡を組み合わせた体腔内治療にも応用されており、低侵襲な治療として研究が進んでいます。
使い方・例文
例:「早期食道がんの患者に対し、内視鏡を用いた光線力学療法が実施され、外科手術なしに腫瘍が縮小した。」
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