修繕費とは?
しゅうぜんひ
修繕費とは、建物・機械・設備などの資産を元の状態に戻したり維持したりするために支出する費用で、会計上は当期の費用として計上されます。
修繕費(しゅうぜんひ)とは、企業や個人が保有する有形固定資産(建物・機械・車両・設備など)の機能や状態を維持・回復するために要した支出のことで、会計・税務において重要な概念です。
修繕費として処理できる支出は、資産を購入時点の機能水準に戻すための「原状回復費用」が基本です。たとえば外壁の塗り直し、壊れた機械の部品交換、雨漏りの修理などがこれにあたります。修繕費は支出した年度の費用として損益計算書に計上されます。
一方、資産の価値を高めたり耐用年数を延ばしたりする支出は「資本的支出」と呼ばれ、資産として計上して減価償却の対象となります。修繕費か資本的支出かの区分は税務調査でも論点になりやすく、実務上の判断基準として以下が用いられます。
- 支出額がおおむね60万円未満、または前期末取得価額の10%以下であれば修繕費
- その資産に新たな機能が追加されたり、耐用年数が延長されたりすれば資本的支出
- 判断が困難な場合は支出額の30%を修繕費、70%を資本的支出とする簡便法もある
不動産オーナーや製造業において修繕費の管理は重要で、適切に費用計上することで節税効果が生まれる一方、過大計上は税務調査の対象になりうるため、証拠書類の整備が欠かせません。
使い方・例文
マンションオーナーが外壁塗装を行ったときや、製造工場が機械の定期メンテナンスを実施したときに「修繕費として経費計上できるか」という文脈で登場します。確定申告・法人税申告の実務で頻繁に判断が必要となる項目です。
この用語をシェア
最終更新: