本文へスキップ

中村登とは?

なかむらのぼる

中村登は、昭和時代日本を代表する映画監督の一人で、松竹を拠点に多くの文芸作品や女性映画を手がけた人物です。

中村登(なかむら のぼる、1913〜1981年)は、日本の映画監督。松竹大船撮影所を主な活動拠点とし、1940年代から1970年代にかけて幅広いジャンルの作品を手がけた。

中村は文芸作品の映画化を得意とし、女性の生き方や人間関係の機微を繊細なタッチで描くことに定評があった。松竹の「大船調」と呼ばれる叙情的なスタイルを体現する監督の一人として、同社の黄金期を支えた。代表作としては、有吉佐和子の小説を原作とした作品や、当時の社会問題を取り上げた人間ドラマなどがある。

その作風は派手な演出よりも心理描写を重視するもので、登場人物の内面を丁寧に掘り下げる手法が特徴的とされる。女優の起用にも優れ、岩下志麻や有馬稲子といったスターを主演に迎えた作品で高い評価を得た。

日本映画が量産体制にあった時代を通じて、一貫して質の高い作品を世に送り出し続けた職人監督として、日本映画史にその名を刻んでいる。

使い方・例文

日本映画史や松竹映画を語るとき、「大船調」の名匠として中村登の名前が挙がることが多い。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語