ロングストロークエンジンとは?
ろんぐすとろーくえんじん
ロングストロークエンジンとは、ピストンの行程(ストローク)がシリンダーの内径(ボア)より長いエンジンで、低回転・高トルク特性を持ちます。
ロングストロークエンジン(long-stroke engine)は、ピストンが上下する行程の長さ(ストローク)が、シリンダーの内径(ボア径)より大きいエンジンを指します。「アンダースクエアエンジン」とも呼ばれます。ボア径とストロークが等しいものを「スクエアエンジン」、ボア径がストロークより大きいものを「ショートストローク(オーバースクエア)エンジン」と呼びます。
ロングストロークエンジンの主な特性は以下のとおりです。
- 低回転でのトルクが大きい:燃焼行程が長いため、より多くの仕事をピストンに伝えられる
- 燃費効率が高い傾向:低回転域での熱効率が良い
- 高回転域での限界:ピストンの移動距離が長い分、高回転化に制約がある
- エンジンが縦に長くなりやすい:搭載スペースの設計に影響する
この特性から、ロングストロークエンジンは大型トラック・バス・農業機械・船舶用エンジンなど、低回転でパワフルなトルクが求められる用途に多く採用されます。一方、高回転でパワーを発揮したいスポーツカーやレーシングエンジンではショートストロークが好まれる傾向があります。
近年のダウンサイジングターボエンジンでも、低回転トルクを確保するためにロングストローク設計が採用される例が増えており、実用乗用車においても広く使われています。
使い方・例文
エンジンの諸元表でボア×ストロークを比較する場面や、「このエンジンは低速トルクが豊かだ」と評するカーレビューの文脈でロングストロークエンジンという言葉が登場します。
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