ロバート・ソローとは?
ろばーと・そろー
ロバート・ソローはアメリカの経済学者で、技術進歩を組み込んだ経済成長モデル(ソロー・モデル)を構築し、1987年にノーベル経済学賞を受賞しました。
ロバート・ソロー(Robert M. Solow、1924〜2023年)はアメリカ・ニューヨーク生まれの経済学者で、マサチューセッツ工科大学(MIT)で長年教鞭をとりました。1987年に「経済成長理論への貢献」によりノーベル経済学賞を受賞しています。
ソローの最大の功績は、1956年に発表した新古典派成長モデル(ソロー・モデル)の構築です。このモデルは、資本・労働・技術進歩の三要素が経済成長にどのように寄与するかを数学的に示しました。特に注目されたのは「技術進歩」が長期的な経済成長の主因であるという結論であり、それまでの資本蓄積中心の議論を大きく転換させました。
また、実際の経済データからどれだけの成長が資本・労働の増加で説明できるかを計測する手法(成長会計)を開発し、説明できない残余部分をソロー残差と呼びました。このソロー残差は全要素生産性(TFP)の代理指標として現在も広く使われています。
ソローの枠組みはその後、内生的成長理論(ロマー・ルーカスら)によって批判・発展させられましたが、経済成長論の出発点として今も教科書の中心的位置を占めています。
使い方・例文
「ソロー・モデルによれば、資本の限界生産性が低下するため、貯蓄率を上げるだけでは長期的な成長率を高められない」のように、マクロ経済学の授業や経済政策の議論で引用されます。
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