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ロジャー・ギルミンとは?

ろじゃーぎるみん

ロジャー・ギルミンは、脳の視床下部から分泌される放出ホルモン発見・単離し、脳と内分泌系の連携を解明した業績で1977年にノーベル生理学・医学賞を受賞したフランス系アメリカ人の神経内分泌学者です。

ロジャー・シャルル・ルイ・ギルミン(Roger Charles Louis Guillemin、1924年〜)は、フランス生まれのアメリカ神経内分泌学者で、脳の視床下部が分泌する微量のペプチドホルモンを単離・同定するという困難な研究を成し遂げた人物です。

当時、視床下部が下垂体ホルモンの分泌を調節する物質(放出ホルモン)を産生しているという仮説はありましたが、その物質は脳内に極めて微量しか存在せず、単離は不可能に近いとされていました。ギルミンは数百万頭分の動物の視床下部組織を使う大規模な研究プロジェクトを推進し、以下の重要なホルモンを世界で初めて単離・構造決定しました。

  • TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン):甲状腺機能の調節に関与
  • GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン):生殖機能の調節に関与
  • ソマトスタチン:成長ホルモン分泌を抑制するペプチド

これらの発見は、脳が内分泌系を直接制御しているという「神経内分泌学」の概念を確立し、医療の場においても甲状腺疾患・成長障害・不妊治療などの診断・治療に応用されています。1977年、アンドリュー・シャリーとロザリン・ヤーロウとともにノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

使い方・例文

内分泌学や神経科学の授業で視床下部ホルモンのカスケード(視床下部→下垂体→標的臓器)を学ぶ際に、その放出ホルモンを発見した科学者としてギルミンの名前が登場します。

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