レオン・ブルムとは?
れおんぶるむ
レオン・ブルムは、フランス初の社会主義者・ユダヤ人首相として人民戦線内閣を率い、労働者保護に尽力した政治家です。
レオン・ブルム(Léon Blum、1872〜1950年)は、フランスの政治家・文筆家で、フランス社会党(SFIO)の指導者として活躍しました。パリ生まれのユダヤ人家庭出身で、高等師範学校・パリ大学で学んだ後、文学批評家として名声を得てから政界入りしました。
ブルムが歴史に名を刻んだのは、1936年の人民戦線内閣(在任1936〜1937年)の首相としての活躍です。共産党・社会党・急進党による左派連合「人民戦線」が総選挙で勝利し、フランス史上初の社会主義者首相・初のユダヤ人首相が誕生しました。人民戦線内閣では、以下の大規模な社会改革を実現しました。
- 週40時間労働制の導入
- 有給休暇2週間の制度化
- 労働組合の権利拡大と団体交渉権の強化
- 国有化政策の推進
しかし、スペイン内戦への不介入問題や財政難、右派からの激しい反発によって内閣は短命に終わりました。1940年にナチス・ドイツがフランスを占領すると、ブルムはヴィシー政権によって逮捕・投獄され、後にドイツに移送されました。終戦直前に解放され、戦後も短期間首相を務めました。
ブルムは人権と民主主義を守り抜こうとした知識人政治家として、フランスの左派政治の象徴的存在です。
使い方・例文
フランス現代史の授業で1930年代の人民戦線を学ぶ際、レオン・ブルムの名前は中心的なトピックとして登場します。有給休暇制度の歴史を紹介する文脈でも引用されます。
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