ルート証明書とは?
るーとしょうめいしょ
ルート証明書とは、デジタル証明書の信頼の起点となる最上位の認証局が自己署名した証明書で、OSやブラウザにあらかじめ組み込まれています。
ルート証明書(Root Certificate)とは、PKI(公開鍵基盤)における信頼の連鎖(チェーン・オブ・トラスト)の最上位に位置する、ルート認証局(Root CA)が自分自身を証明するために発行した自己署名証明書です。
インターネット上のデジタル証明書の信頼性は、「誰がその証明書を保証しているか」という連鎖によって担保されます。ウェブサーバーの証明書は中間CAが署名し、中間CAの証明書はルートCAが署名するという階層構造になっています。ルートCAはそれ以上上位の機関が存在しないため、自分で自分を署名(自己署名)します。
ルート証明書の重要な特徴は以下の通りです。
- プレインストール:Windows・macOS・iOS・Androidなどのオペレーティングシステムやブラウザに、信頼済みルート証明書ストアとして数百件が事前に組み込まれている
- 長期有効期限:数十年単位の有効期限を持つことが多い
- 厳重な鍵管理:ルートCAの秘密鍵は通常オフライン保管され、HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)で厳重に保護される
- 強力な影響力:1つのルートCAが危殆化すると、そこに連なるすべての証明書の信頼が失われる
ブラウザでHTTPSサイトの錠前アイコンをクリックして証明書を確認すると、「証明書チェーン」の最上位にルート証明書が表示されます。
使い方・例文
企業の社内システムでオレオレ証明書(自己署名証明書)を使うと「信頼されていない接続」の警告が出ますが、その企業独自のルート証明書を社員の端末にインストールすることで警告を解消できます。
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