ラドミール・プトニクとは?
らどみーるぷとにく
ラドミール・プトニクとは、バルカン戦争と第一次世界大戦においてセルビア軍を指揮し、「謎めいた元帥」とも呼ばれた近代セルビアを代表する軍人です。
ラドミール・プトニク(1847〜1917年)は、セルビア王国の軍人・元帥です。セルビア軍の参謀総長を長年務め、バルカン半島における複数の戦争でセルビア軍を指揮した、近代セルビア軍事史上の重要人物です。
プトニクは第一次・第二次バルカン戦争(1912〜1913年)でセルビア軍を率いてオスマン帝国・ブルガリアとの戦いを勝利に導き、国民的英雄となりました。高齢かつ病身でありながら常に前線近くに留まる姿勢は兵士たちから敬愛されました。
有名なエピソードとして、第一次世界大戦の開戦直前にオーストリア=ハンガリー帝国内で療養中だったにもかかわらず、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の命令で特別列車が用意され、安全にセルビアへ帰国することを許されたという話があります。これは敵将への騎士道的配慮として語り継がれています。
大戦中の1915年、三国同盟軍による大規模な攻勢を受けたセルビア軍は壊滅的打撃を受け、プトニク指揮のもと厳冬のアルバニア山岳地帯を越える大撤退を敢行しました。この撤退は多大な犠牲を伴いつつも軍の一部を温存する決断として評価されています。その後プトニクは健康が悪化し、フランスで客死しました。
使い方・例文
第一次世界大戦のバルカン戦線や、セルビアの歴史を調べる際にプトニクの名前と大撤退の逸話が必ず登場します。
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