ヨーデルとは?
よーでる
ヨーデルとは、スイスやオーストリアなどアルプス地方で発達した歌唱技法で、胸声と裏声を急速に交互に切り替えるのが最大の特徴です。
ヨーデル(Yodel)とは、スイス・オーストリア・南ドイツなどアルプス山岳地帯に伝わる伝統的な歌唱スタイルです。胸声(地声・チェストボイス)と裏声(ファルセット)を素早く交互に切り替えることで生まれる独特の音の跳躍・揺れが最大の特徴で、「ヨードル」「ヨッホ」などの感嘆詞を使った歌詞が用いられることが多いです。
ヨーデルの起源は、アルプスの牧畜文化と深く結びついています。山岳地帯では、遠く離れた牧草地に放牧した家畜を呼んだり、離れた場所にいる人と連絡を取り合ったりするために、遠くまで響く大きな声が必要でした。そうした実用的な呼びかけの声が、次第に音楽的・芸術的に洗練されてヨーデルという歌唱技法として確立されたと考えられています。
19世紀以降、ヨーデルはスイスやオーストリアの民族音楽として広く認知されるようになり、アルペンホルンやアコーディオンと組み合わせた演奏形式でヨーロッパ各地や北米にも伝わりました。現代ではカントリーミュージックにも影響を与えており、アメリカのカントリー歌手にもヨーデルを取り入れる歌手が現れています。
2017年にはスイスのヨーデルがユネスコの無形文化遺産に登録され、山岳文化の重要な遺産として国際的に評価されています。
使い方・例文
スイスの民族音楽フェスティバルや観光地の民族ショーでは、民族衣装を身にまとった歌手がヨーデルを披露する場面を体験できます。
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