ヨハネス・タウラーとは?
よはねすたうらー
ヨハネス・タウラーとは、14世紀ドイツのドミニコ会修道士・神秘主義神学者で、魂と神との合一を説くライン神秘主義の代表的説教者です。
ヨハネス・タウラー(1300年頃〜1361年)は、ドイツのシュトラースブルク(現在のフランス・ストラスブール)に生まれたドミニコ会士で、中世ドイツ神秘主義を代表する説教者です。
タウラーはマイスター・エックハルトの弟子の一人として知られ、師の思想を継承しながらも、より実践的・牧会的なかたちで神秘主義神学を一般信者に伝えました。彼の説教はラテン語ではなくドイツ語で行われ、修道女たちや俗人からなる宗教共同体「神の友(Gottesfreunde)」を中心に広まりました。
タウラーの神学の中心は、魂の「深みの底(Seelengrund)」において人間が神と直接出会うという経験です。彼は次のような点を重視しました。
- 自己放棄と内的な貧しさ(Gelassenheit)
- 苦難や試練を通じた霊的な成長
- 日常生活の中での神への献身
- 活動的生活と瞑想的生活の統合
タウラーの説教集は後世にも広く読まれ、マルティン・ルターや近代の霊性神学にも影響を与えました。
使い方・例文
「神秘主義神学や中世キリスト教霊性の研究において、タウラーの説教はエックハルトやハインリヒ・ゾイゼとともに必ず参照される一次資料です。」
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