モーシェ・サフディとは?
もーしぇさふでぃ
モーシェ・サフディは、集合住宅「ハビタット67」などで知られるイスラエル系カナダ人の建築家で、人間的なスケールの都市住居を追求しました。
モーシェ・サフディ(Moshe Safdie、1938年〜)は、現イスラエルのハイファ出身で、カナダ・アメリカを拠点に活躍する世界的建築家です。マギル大学で建築を学び、卒業論文をもとに設計した集合住宅「ハビタット67」が1967年のモントリオール万博で発表されると、その独創的な構造が世界中の注目を集めました。
ハビタット67は、プレキャストコンクリートの住戸ユニット354個を積み重ね、各住戸にテラス付きの庭を持たせるという画期的な設計です。「高密度でも庭のある住まいを」という思想のもと、都市の集合住宅に個人的な屋外空間を取り入れることに成功し、現代でも人が実際に住むランドマーク建築として機能しています。
その後も、シンガポールの複合施設マリーナ・ベイ・サンズ(3棟のタワーを船型デッキでつないだ独特の外観)や、エルサレムのイスラエル博物館増改築など、世界各地で大規模プロジェクトを手がけました。設計思想の柱は以下の通りです。
- 人間的スケールと都市密度の両立
- 公共空間と私的空間の有機的な接続
- 文化・地域の文脈を重視した設計
- モジュール構造による多様な空間創出
サフディは建築実践のかたわら、著作や教育活動を通じて「どこに住むかが人間の生活の質を左右する」という持論を世界に発信し続けています。
使い方・例文
シンガポール旅行でマリーナ・ベイ・サンズの屋上プールから夜景を眺めた際、「この建物がモーシェ・サフディの設計」と紹介されることがよくあります。
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