ムサ・トラオレとは?
むさとらおれ
ムサ・トラオレとは、マリ共和国の軍人・政治家で、クーデターにより権力を握り1968年から1991年まで長期にわたり同国を統治した独裁者です。
ムサ・トラオレ(Moussa Traoré、1936〜2020年)は、マリ共和国の軍人・政治家です。西アフリカのマリを長期にわたって支配した指導者として知られています。
1968年11月、トラオレは軍事クーデターを起こしてモディボ・ケイタ大統領政権を打倒し、権力を掌握しました。その後、軍事政権の最高指導者として23年間にわたりマリを支配しました。
トラオレ政権の主な特徴と評価は以下のとおりです。
- 一党独裁体制のもと、政治的自由や反対意見を厳しく抑圧しました。
- 経済面ではサハラ砂漠化による干ばつと農業の不振に苦しみ、経済は低迷しました。
- 国際通貨基金(IMF)の指導のもとで経済自由化政策を進めましたが、生活水準の改善には至りませんでした。
1991年3月、民主化を求める民衆の抗議運動が激化し、軍の一部がクーデターを起こしてトラオレは失脚・逮捕されました。その後、1999年に反乱鎮圧時の虐殺に関する罪で死刑判決を受けましたが、後に減刑されました。マリの民主化移行期の象徴的な人物として歴史に記録されています。
使い方・例文
アフリカの独裁政権史や冷戦時代の西アフリカ政治を学ぶ際に、ムサ・トラオレとマリの民主化運動が具体例として取り上げられます。
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