マーケットメーカーとは?
まーけっとめーかー
マーケットメーカーとは、金融市場で常に売り値と買い値の両方を提示し、取引の相手方となることで市場の流動性を供給する業者や金融機関のことです。
マーケットメーカー(market maker)は、株式・為替・債券・デリバティブなどの金融市場において、常にビッド(買値)とアスク(売値)の両方を提示し、投資家がいつでも売買できる環境を整える参加者です。取引所市場や店頭(OTC)市場の双方で重要な役割を担います。
マーケットメーカーの収益源は主にビッド・アスク間の価格差(スプレッド)です。たとえばある株式に対して99円で買い取り、101円で売るとすれば、1取引あたり2円のスプレッドが収益になります。ただし在庫リスク(相場変動で保有資産が値下がりするリスク)を常に抱えるため、高度なリスク管理が求められます。
マーケットメーカーが果たす主な役割は次のとおりです。
- 市場の流動性確保:売買を即時に成立させることで、投資家の取引コストを低減する。
- 価格発見の支援:需給を反映した公正な価格形成に貢献する。
- 市場の安定化:急激な価格変動を緩和するクッションの役割。
外国為替市場では大手銀行がマーケットメーカーとして機能し、株式市場ではナスダックのディーラーや東京証券取引所のマーケットメイク制度(ETF・国債向け)などが代表例です。近年はアルゴリズムや高頻度取引(HFT)を活用した電子的マーケットメーカーが増加しています。
使い方・例文
個人投資家が証券会社を通じてETFを購入する際、瞬時に約定できるのはマーケットメーカーが常に売り注文を出しているためです。
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