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マングローブ林とは?

まんぐろーぶりん

マングローブ林とは、熱帯・亜熱帯の河口や沿岸の汽水域に生育するマングローブ植物が密集して形成する森林のことです。

マングローブ林とは、熱帯・亜熱帯地域の河口干潟、入り江など、海水と淡水が混じり合う汽水域に成立する森林です。マングローブとは特定の一種ではなく、このような塩水環境に適応した複数の科にまたがる植物群(主にヒルギ科など)の総称です。

マングローブ植物には独特の適応形質が見られます。

  • 支柱根・タコ足根:地上に露出した根が木を支え、酸素吸収も助ける
  • 膝根・呼吸根:軟泥中の酸素不足を補うために地上に突き出した根
  • 胎生種子(胎芽):種子が親木についたまま発芽してから落下・定着する繁殖様式
  • 塩分を葉から排出したり根で濾過したりする生理機能

マングローブ林は非常に重要な生態系サービスを提供します。多様な魚類・甲殻類・鳥類の生息地・産卵場所となり、漁業資源を育む「海のゆりかご」として機能します。また、根が海岸を安定させ、津波・高波からの緩衝帯となります。さらに、単位面積あたりの炭素固定量がきわめて高く、ブルーカーボンとして気候変動対策にも注目されています。

一方、エビ養殖池や農地・宅地への転換、薪炭材の伐採などにより世界のマングローブ林面積は減少傾向にあり、保全が急務とされています。

使い方・例文

東南アジアの沿岸観光地でカヌーやボートツアーに参加すると、根が複雑に絡み合うマングローブ林の中を水路沿いに進む体験ができます。

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