マルク・シャガールとは?
まるく・しゃがーる
マルク・シャガールとは、20世紀を代表するロシア生まれのユダヤ系画家で、愛・記憶・民話を幻想的に描いた独自の世界観で知られる芸術家です。
マルク・シャガール(1887〜1985年)は、現在のベラルーシ(当時のロシア帝国)のユダヤ人家庭に生まれ、主にパリを拠点として活躍した画家です。キュビスム・フォーヴィスム・シュルレアリスムなど様々な前衛芸術の影響を受けながらも、どれにも完全には属さない独自の詩的・幻想的な表現世界を確立しました。
シャガールの絵画世界の特徴は、故郷ヴィテブスクのユダヤ人コミュニティの記憶、民話・聖書の物語、そして愛する人との幸福や別れが、重力を無視した人物や動物とともに夢のように画面上に浮かぶことです。空を飛ぶカップル・ニワトリ・山羊・花束などが繰り返し登場するモチーフとして知られています。
代表的な作品・仕事には以下があります。
- 「私と村」「誕生日」「エッフェル塔の新婦」などの絵画
- パリ・オペラ座の天井画(1964年、ガルニエ宮)
- エルサレムのハダッサ医療センターのステンドグラス(12部族を表現)
- ニューヨークのメトロポリタン歌劇場の壁画
ロシア革命・ナチズム・亡命と激動の20世紀を生き抜いたシャガールは、98歳という長寿を全うしました。その色彩の豊かさと詩的な幻想性は多くの人に愛され、ステンドグラスや版画・壁画など多様な媒体でも大きな足跡を残しています。
使い方・例文
結婚式の招待状のデザインや恋愛をテーマにした展覧会で、空に浮かぶカップルの絵として親しまれるほか、パリ・オペラ座の天井画でも有名です。
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