マイナス金利とは?
まいなすきんり
マイナス金利とは、中央銀行が銀行に預けるお金に対してマイナスの利率を課す金融政策で、銀行貸し出しを促進して経済を刺激することを目的とします。
マイナス金利(negative interest rate policy, NIRP)は、中央銀行が市中銀行から預かる当座預金の一部に対して、受け取るのではなく逆に手数料を課す政策です。通常、金利は「お金を貸した側が利息を受け取る」という正の方向で機能しますが、マイナス金利ではこれが逆転し、中央銀行に預けた銀行側が「保管料」を支払う形になります。
この政策の狙いは、市中銀行が中央銀行に資金を眠らせるコストを負担させることで、銀行が積極的に企業や個人への貸し出しを増やし、投資や消費を活性化させることにあります。また、自国通貨の金利を低下させることで通貨安を誘導し、輸出競争力の向上やインフレ目標の達成を図る効果も期待されます。
主な実施例としては以下があります。
- 欧州中央銀行(ECB):2014年に導入し、デフレ対策として運用
- 日本銀行:2016年に「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を導入(2024年に解除)
- スウェーデン、スイス、デンマークなどの中央銀行でも採用
家計レベルでは直接的にマイナスの利率が適用される場面は少ないものの、住宅ローン金利の低下など間接的な影響が生活に及ぶ政策です。
使い方・例文
日本銀行が2016年にマイナス金利を導入した際、大手銀行の普通預金金利がさらに低下し、住宅ローンの固定金利も過去最低水準に近づく局面がありました。「お金を預けても増えない」状況の背景にある政策としてニュースでよく取り上げられます。
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