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マイケル・ウォルツァーとは?

まいけるうぉるつぁー

マイケル・ウォルツァーとは、多元的な正義論コミュニタリアニズムで知られるアメリカの政治哲学者です。

マイケル・ウォルツァー(Michael Walzer、1935〜)は、アメリカの政治哲学者・倫理学者で、プリンストン高等研究所(IAS)の名誉教授として知られます。ジョン・ロールズらのリベラリズムに対する批判的対話者として重要な位置を占めており、左派的な政治的立場からコミュニタリアニズムの旗手のひとりとも見なされています。

主著のひとつ『正義の諸領域』(Spheres of Justice、1983年)では、正義を単一の原理で説明しようとする試みを批判し、社会的財(お金・地位・教育・医療・政治権力など)はそれぞれ固有の「領域」を持ち、ある領域での支配が別の領域を支配してはならないという「複合的平等」の概念を提唱しました。

また戦争倫理に関する著作『正戦と不正戦』(Just and Unjust Wars、1977年)も高い評価を受けており、正戦論の現代的再構築を行った著作として政治学・軍事倫理の分野で広く参照されています。

さらにウォルツァーはコミュニタリアニズムの立場から、個人の権利を抽象的に論じるリベラリズムに対し、人間は特定の共同体・文化・伝統の中に根ざした存在であるという視点を強調しました。この議論はチャールズ・テイラーやアラスデア・マッキンタイアらとともに1980〜90年代の政治哲学論争を形成しました。

使い方・例文

福祉・教育・政治権力が同じ原理で分配されるべきかどうかを議論する際に、ウォルツァーの「正義の諸領域」が理論的根拠として引かれます。

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