ポール・ランドとは?
ぽーるらんど
ポール・ランドとは、IBMやABCなどのロゴを手がけたアメリカのグラフィックデザイナーで、現代グラフィックデザインの礎を築いた人物です。
ポール・ランド(Paul Rand、1914〜1996年)は、アメリカを代表するグラフィックデザイナーであり、広告・企業アイデンティティ・書籍装幀など多方面で革新的な仕事を残しました。ヨーロッパのバウハウスやデ・スティルの造形思想をアメリカに持ち込み、機能的かつ視覚的に力強いデザインの方向性を確立した人物として知られています。
ランドが手がけた代表的な企業ロゴには以下があります。
- IBM(アイ・ビー・エム) — ストライプ文字を使ったロゴは現在も使用されている
- ABC(アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー)
- UPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)
- ウェスティングハウス・エレクトリック
- スティーブ・ジョブズの依頼によるNeXTのロゴ
ランドのデザイン哲学は「デザインは問題解決の手段である」という考えに基づいており、装飾のための装飾を排し、シンボルが持つ意味と視覚的インパクトを最大限に生かすことを重視しました。著書『デザインの思考過程』などを通じて理論的な貢献も大きく、イェール大学で長年教鞭を執り後進の育成にも尽力しました。
その業績はグラフィックデザイン・広告・コーポレートアイデンティティの領域に今も大きな影響を与えています。
使い方・例文
企業のブランドリニューアルやロゴデザインを論じる際に「ポール・ランド的なシンプルで力強いシンボル」という形で引き合いに出されることがあります。
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