本文へスキップ

ベドルジハ・スメタナとは?

べどるじはすめたな

ベドルジハ・スメタナとは、19世紀チェコを代表する作曲家で、交響詩「わが祖国」によってボヘミアの国民音楽を確立した人物です。

ベドルジハ・スメタナ(1824〜1884)は、チェコ(ボヘミア)出身の作曲家ピアニストで、チェコ国民音楽の父とも呼ばれる存在です。当時オーストリア帝国の支配下にあったボヘミアで生まれ、チェコの民族意識と文化的独立を音楽によって表現しようとした先駆者です。

スメタナはプラハで音楽教育を受け、ピアニストとして名声を得た後、スウェーデンに渡って数年間活動しました。帰国後は国民劇場の設立に尽力し、チェコ語によるオペラを精力的に制作しました。代表的なオペラ「売られた花嫁」(1866年初演)は、ボヘミアの農村を舞台にした喜劇で、今日でも世界各地で上演されています。

最大の代表作は連作交響詩「わが祖国」(1874〜79年)です。全6曲からなるこの大作は、ボヘミアの神話・歴史・自然を音楽で描き、チェコ人の魂の讃歌として国民的な愛着を集めています。とくに第2曲「モルダウ(ヴルタヴァ)」は、ボヘミアを流れる大河を題材にした名曲として世界中で愛されています。晩年には聴覚を完全に失いながらも作曲を続けた点も、彼の強靭な芸術への情熱を示しています。

使い方・例文

プラハ春音楽祭は毎年「わが祖国」の全曲演奏で開幕する伝統があり、スメタナはチェコの文化的アイデンティティの象徴として今もたたえられています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語