バーチャルパワープラントとは?
ばーちゃるぱわーぷらんと
バーチャルパワープラントとは、家庭の太陽光発電や蓄電池・電気自動車などの分散型エネルギーをITで束ねて、あたかも一つの発電所のように制御する仕組みです。
バーチャルパワープラント(Virtual Power Plant、VPP)とは、太陽光発電設備・蓄電池・電気自動車(EV)・コージェネレーションシステムなど、各家庭や企業に分散して設置されたエネルギーリソースをインターネットと制御システムで統合し、電力需給の調整に活用する仕組みです。日本語では「仮想発電所」とも呼ばれます。
従来の電力システムでは、大型発電所が需要に合わせて発電量を調整していました。しかし再生可能エネルギーの普及により、太陽光や風力のような出力が変動するエネルギー源が増加し、需給バランスの維持がより複雑になっています。VPPはこの課題に対応するために注目される技術です。
VPPの仕組みとメリットは以下のとおりです。
- アグリゲーター(仲介事業者)が各リソースをまとめ、電力会社の指示に応じて充放電を制御する
- 電力需要が多い時間帯に蓄電池から放電して電力網を安定させる
- 余剰電力をまとめて電力市場に売電できる
- 参加する家庭・企業はインセンティブ(報酬)を受け取れる
日本では2016年頃から経済産業省がVPP関連の実証事業を推進しており、電力の地産地消・再エネの有効活用・電力コストの低減に向けた重要な取り組みとして位置づけられています。EVの普及拡大とともに、車載バッテリーをVPPに活用するV2G(Vehicle to Grid)技術も注目されています。
使い方・例文
住宅の太陽光発電と蓄電池をVPPに登録すると、電力会社からの要請時に自動で放電制御が行われ、参加世帯は報酬を受け取りながら電力網の安定化に貢献できます。
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