本文へスキップ

ハンタウイルスとは?

はんたういるす

ハンタウイルスとは、主にげっ歯類を宿主とし、ヒトに深刻な肺疾患や腎疾患を引き起こすウイルスです。

ハンタウイルス(Hantavirus)は、ブニヤウイルス目ハンタウイルス科に属するRNAウイルスの一群です。主にネズミなどのげっ歯類が自然宿主となり、感染した動物の尿・糞・唾液などが乾燥して空気中に浮遊した微粒子をヒトが吸い込むことで感染します。動物から動物への感染は起こりますが、通常ヒトからヒトへの直接感染は成立しないとされています。

ハンタウイルスが引き起こす主な疾患は以下の2種類です。

  • 腎症候性出血熱(HFRS)ヨーロッパアジアに分布し、発熱・出血・腎機能障害を特徴とする
  • ハンタウイルス肺症候群(HPS):北米・南米に多く、急速な肺水腫を引き起こし致死率が高い

1993年にアメリカのニューメキシコ州で集団発生が確認されたことで国際的に注目されました。現在も南米を中心に散発的な流行が報告されており、有効なワクチンや特異的治療薬は開発途上にあります。予防には、ネズミの排泄物への接触を避け、清掃時にはマスクを着用するなどの対策が重要です。

使い方・例文

「キャンプや山小屋でネズミの痕跡を見かけた際、ハンタウイルス感染リスクを避けるため、清掃時には防護マスクを着用することが推奨される」という文脈で用いられます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語