ハフィズ・アル=アサドとは?
はふぃずあるあさど
ハフィズ・アル=アサドは、シリアを約30年間にわたって強権支配したアラブ社会主義バアス党の指導者です。
ハフィズ・アル=アサド(Hafez al-Assad、1930〜2000年)は、シリアの軍人・政治家で、1971年から2000年の死去まで約30年間シリアを支配した独裁的指導者です。アラウィー派のイスラーム少数派出身でありながら、空軍将校として台頭し、クーデターによって権力を掌握しました。
政権の特徴は、バアス党・軍・情報機関を組み合わせた厳格な一党独裁体制にあります。1982年のハマ虐殺では、イスラーム組織ムスリム同胞団の反乱を武力で徹底的に鎮圧し、数千人規模の犠牲者を出したとされます。
対外政策では、イスラエルとの対立を基軸に置きつつ、1973年の第四次中東戦争(ラマダン戦争)に参戦。レバノンへの影響力拡大も図りました。一方でソ連と緊密な関係を保ち、冷戦構造の中でシリアの地政学的重要性を活用しました。
2000年に死去すると、息子バッシャール・アル=アサドが後継者として政権を引き継ぎました。ハフィズの統治は、シリアの現代政治の枠組みを形成し、その後の内戦(2011年〜)とも深く連続しています。
使い方・例文
中東政治を学ぶ際、ハフィズ・アル=アサドの強権体制はアラブ世界の権威主義的統治の典型例として取り上げられます。
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