ハスケル・カリーとは?
はすけるかりー
ハスケル・カリーとは、「カリー化」や「カリー=ハワード同型対応」で知られる論理学・数学基礎論の研究者で、関数型プログラミングの理論的源流を作ったアメリカの数学者です。
ハスケル・ブルックス・カリー(Haskell Brooks Curry、1900〜1982年)は、アメリカの数学者・論理学者で、コンビネータ論理と型理論の分野で先駆的な研究を行いました。
カリーの最も有名な業績は「カリー化(Currying)」です。これは複数の引数を取る関数を、一つずつ引数を受け取る関数の連鎖に変換する手法で、関数型プログラミング言語の基礎的な技法となっています。カリー化という名称はカリーに由来しますが、ルートヴィヒ・シェーンフィンケルが先に同様の概念を考案していたとも言われます。
カリーの主な業績は次のとおりです。
- コンビネータ論理の体系的な発展
- 型なしラムダ計算との関係の解明
- 命題論理と型理論の対応(カリー=ハワード同型対応の一端)
- 形式論理学に関する著書『組み合わせ論理(Combinatory Logic)』の執筆
「カリー=ハワード同型対応」は、数学的証明とプログラムが同型の構造を持つという深い洞察であり、型理論・プログラム検証・証明支援系の理論的根拠となっています。関数型言語 Haskell はカリーの名を冠して命名されました。
使い方・例文
関数型プログラミングの文脈で「カリー化」として登場するほか、プログラミング言語 Haskell の名前の由来として紹介されます。
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