ノッチとは?
のっち
ノッチとは、鉄道車両の運転台で加速や制動の強さを段階的に調整するための操作器(マスターコントローラー)の段数・位置のことです。
ノッチ(notch)とは、鉄道車両の運転操作において、主に主幹制御器(マスターコントローラー)の操作ハンドルを動かす際の段階(段位)のことをいいます。もともと英語の「notch(刻み目)」が語源で、ハンドルが刻み目ごとに止まる仕組みから名付けられました。
運転士は加速するときにノッチを「入れる」(ノッチアップする)ことで、電動機への電流や電圧を段階的に増やし、車両を加速させます。逆にノッチを「切る」(ノッチオフ・ノッチダウン)ことで加速を弱めたり惰行(定速走行)に移行したりします。また、制動(ブレーキ)についても段階的に制動力を変える際に「ブレーキノッチ」という表現が使われます。
ノッチの種類・方式には次のようなものがあります。
- 力行ノッチ:加速のための段(1ノッチ〜最大ノッチ)
- ブレーキノッチ:制動の段(非常ブレーキを含む)
- 抵抗制御:旧来の方式で抵抗器を切り替えることで段階制御
- VVVF制御:現代の方式でインバーターがノッチ位置に応じて連続的に制御
現代の電車では電子制御が高度化したため、実際の制御は連続的に行われますが、運転士の操作インターフェースとしてノッチという概念は引き続き使われています。「全ノッチ投入」「ノッチを絞る」などの表現は鉄道現場の日常語です。
使い方・例文
「力行2ノッチで加速し、制限速度に近づいたらノッチを切って惰行に移る」というように、運転士の技術訓練や乗務記録でノッチという語が頻繁に登場します。
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