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ネフェルタリの墓(王家の谷)とは?

ねふぇるたりのはか(おうけのたに)

エジプト・ルクソール近郊の王妃の谷に位置する、古代エジプト最高傑作とも称される壁画が残るラムセス2世の王妃の墓です。

ネフェルタリの墓(QV66)は、エジプト南部ルクソール西岸の「王妃の谷(ビバン・エル・ハリム)」に位置する古代エジプトの王妃墓です。新王国時代第19王朝のラムセス2世(在位:紀元前13世紀ごろ)の正妻であり、最も愛された妃とされるネフェルタリのために建設されました。

墓は1904年にイタリア考古学者エルネスト・スキアパレッリによって発見されました。通路・前室・側室・埋葬室からなる複数の部屋で構成されており、その総面積は500平方メートル以上に及びます。

最大の特徴は、墓内をほぼ隙間なく覆う極彩色の壁画です。ネフェルタリが冥界を旅し来世へと向かう様子、太陽神ラーや女神イシス・ハトホルなどの神々との対話、「死者の書」の呪文テキストなどが詳細に描かれています。使用された顔料は今なお鮮やかさを保ち、古代エジプト壁画の中でも最高水準の作品と評価されています。

長年にわたる観光客の訪問による湿度・塩分の影響で壁画の劣化が進んだため、1986年から1992年にかけてゲッティ保存研究所とエジプト古物局が協力して大規模な修復プロジェクトを実施しました。現在は入場者数が厳しく制限されており、保存状態の維持が優先されています。王家の谷とともにルクソールの世界遺産を構成する重要な遺跡です。

使い方・例文

「ネフェルタリの墓の壁画は、3000年以上前に描かれたとは思えないほど色彩が鮮明で、古代エジプト芸術の最高傑作のひとつとされる」といった考古学・旅行の文脈で登場します。

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