ニクラウス・ヴィルトとは?
にくらうすゔぃると
ニクラウス・ヴィルトは、プログラミング言語Pascalを設計しコンピュータ科学教育と構造化プログラミングの普及に貢献したスイスの計算機科学者です。
ニクラウス・ヴィルト(1934〜2024年)は、スイス・ヴィンタートゥール生まれの計算機科学者で、プログラミング言語の設計と計算機科学教育の発展に多大な貢献をした研究者です。チューリッヒ工科大学(ETH Zürich)で博士号を取得し、同大学の教授として長年研究・教育活動に従事しました。
ヴィルトの最も著名な業績は、プログラミング言語Pascalの設計(1970年)です。Pascalは構造化プログラミングの概念を体現した言語として設計され、プログラムの可読性・保守性・信頼性を高めることを重視していました。特に教育用プログラミング言語として世界の大学で広く採用され、1980〜90年代にかけて計算機科学教育の標準ツールとなりました。
その後もヴィルトはModula-2・Obetonなど、より改良された言語を次々と設計・発表し、プログラミング言語設計の分野で継続的な貢献を続けました。また、アルゴリズムとデータ構造に関する著書『Algorithms + Data Structures = Programs』は古典的名著として今も読まれています。
1984年にはチューリング賞を受賞しています。「プログラムは小さく、シンプルであるべき」という哲学を生涯貫き、ソフトウェアの複雑化を批判した「ウィルスの法則(ソフトウェアは遅くなり続ける)」のもじりとして「ヴィルトの法則」が引用されることもあります。
使い方・例文
1980〜90年代のプログラミング入門教育を振り返るとき、多くの大学でPascalが最初に学ぶ言語として使われており、その設計者としてヴィルトの名前が登場します。
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