ドロップゾンデとは?
どろっぷぞんで
ドロップゾンデとは、航空機から投下して大気の気温・湿度・風速などを測定する小型の気象観測装置です。
ドロップゾンデ(Dropsonde)は、航空機から落下させることで大気の鉛直方向のプロファイルを観測するための小型気象センサーです。ラジオゾンデを気球で上昇させる手法とは逆に、上空から落下させながらデータを取得します。
装置にはパラシュートが取り付けられており、ゆっくりと降下しながら気温・気圧・相対湿度・風向・風速などをリアルタイムで計測し、無線で航空機へ送信します。GPSを内蔵しており、落下しながら風のデータも精度よく取得できます。
ドロップゾンデが特に活躍するのは以下の場面です。
- 台風やハリケーンの眼の中や周辺への投下による強度解析
- 観測が難しい海上や山岳地帯の上空データ取得
- 天気予報の数値モデルに使う初期値の精度向上
- 気象研究機関や軍が行う特別観測フライト
特に熱帯低気圧の強度を正確に把握するために、米国海洋大気庁(NOAA)のハリケーンハンターが積極的に使用することで知られています。観測データは数値気象予報モデルに同化され、台風進路・強度予報の精度向上に直接貢献します。
使い方・例文
台風の直撃が予想される際に「偵察機がドロップゾンデを投下し、台風の中心気圧を確認した」という形で気象ニュースや防災の文脈で登場します。
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