ドブ(塗り足し)とは?
どぶ
ドブ(塗り足し)とは、印刷物を裁断する際に白い余白が出ないよう、仕上がりサイズより外側まで画像や色を延長して設定する領域のことです。
ドブ(塗り足し)とは、印刷物を制作する際に、仕上がりの断裁線よりも外側に設ける余分な印刷領域のことです。英語では「ブリード(bleed)」とも呼ばれ、印刷・製版の現場では不可欠な技術的概念です。
なぜ必要か
印刷物は印刷後に断裁機で仕上がりサイズに裁ち落とされますが、断裁の際にわずかなズレが生じることがあります。もし画像や色が仕上がりの端ぴったりまでしか配置されていない場合、このズレによって紙の白い部分が端に露出してしまいます。これを防ぐために、あらかじめ仕上がり線より外側まで画像や背景色を「塗り足し」ておく必要があります。
一般的な設定値
ドブの幅は印刷会社や用途によって異なりますが、一般的には以下の範囲が多く使われます。
- 通常の印刷物(チラシ・名刺など):天地左右各3mm
- 大型印刷物(ポスター・バナーなど):5〜10mm程度
- 製本物(冊子・書籍の表紙):別途指定が必要な場合あり
制作上の注意点
デザイン制作では、ドブ領域に画像やグラデーションを伸ばす一方で、テキストや重要な要素は仕上がり線より内側(セーフゾーン)に収めることが必要です。ドブが設定されていないデータを入稿すると、印刷会社での出力時に問題が生じる場合があります。
使い方・例文
フルカラーのチラシを印刷所に入稿する際、背景の写真を仕上がりサイズより各辺3mm外側まで広げてドブを設定します。こうすることで、断裁後に白い縁が出るトラブルを防ぎます。
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