ドナルド・クヌースとは?
どなるどくぬーす
ドナルド・クヌースは、計算機科学の基礎を築いたアメリカの数学者・計算機科学者で、アルゴリズム解析の大著『The Art of Computer Programming』で知られます。
ドナルド・エルビン・クヌース(Donald Ervin Knuth、1938年生まれ)は、アメリカの数学者・計算機科学者で、スタンフォード大学の名誉教授です。計算機科学を学術的な規律として確立した先駆者のひとりとして広く認められています。
クヌースの最大の業績は、多巻にわたる大著『The Art of Computer Programming(TAOCP)』です。この書籍はアルゴリズムとデータ構造を数学的・体系的に分析したもので、計算機科学の「聖典」とも称されます。ビル・ゲイツが「第3巻まで読み通せるなら、履歴書を送ってほしい」と語ったことでも知られています。
また、クヌースは数式組版システム「TeX(テフ)」と、フォント記述言語「METAFONT」を独自に開発しました。学術論文や書籍の印刷品質への不満から自ら設計したもので、現在も世界中の数学・物理・工学の論文作成に標準的に使われています。
さらに「文芸的プログラミング(Literate Programming)」という概念を提唱し、プログラムを人間が読みやすい形で記述することの重要性を訴えました。計算機科学の分野で最高の栄誉であるチューリング賞を1974年に受賞しています。
使い方・例文
LaTeXで論文を書く際に利用する組版エンジンの根幹はクヌースが設計したTeXであり、アルゴリズムの計算量を「O記法」で厳密に論じる手法もTAOCPを通じて広まりました。
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