ドサージュとは?
どさーじゅ
ドサージュとは、スパークリングワインの製造工程において、瓶詰め前に少量の糖液を加えてワインの甘辛度を調整する作業です。
ドサージュ(dosage)は、シャンパーニュをはじめとするスパークリングワインの醸造工程において、デゴルジュマン(澱抜き)後の瓶に補充液を加える工程、およびその添加液そのものを指します。「リキュール・デクスペディシオン(liqueur d'expédition)」とも呼ばれます。
スパークリングワインは瓶内二次発酵の過程で澱が生じ、それを除去(デゴルジュマン)する際に若干の液体が失われます。ドサージュはその損失分を補うと同時に、ワインの最終的な甘辛度(スタイル)を決定する重要な工程です。添加液はワインに糖分を溶かしたもので、その糖分量によって以下のようにスタイルが分類されます。
- ブリュット・ナチュール / ゼロ・ドサージュ:糖分をほぼ加えない辛口(3g/L未満)
- エクストラ・ブリュット:ごくわずかな糖分(6g/L以下)
- ブリュット:最も一般的な辛口スタイル(12g/L以下)
- エクストラ・ドライ〜ドゥー:順に甘さが増すスタイル
ドサージュの量と配合はシャンパーニュメゾンの「スタイル」を決定する秘伝ともいえるレシピであり、各生産者のアイデンティティを左右します。近年はドサージュを極力減らした「ノン・ドゼ」スタイルへの関心が高まっており、ワインの本来の風味を重視するトレンドを反映しています。
使い方・例文
シャンパーニュの試飲会で「このキュヴェはゼロ・ドサージュで糖分を一切加えていない」と説明される場面や、ワインラベルに記された「ブリュット」の意味を調べる際にドサージュという語が登場します。
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