デスモスティルスとは?
ですもすてぃるす
デスモスティルスとは、新生代に北太平洋沿岸に生息した絶滅哺乳類で、独自の歯の構造を持ち、半水生の生活を送っていたと考えられる不思議な動物です。
デスモスティルス(Desmostylus)は、約3300万〜700万年前の漸新世から中新世にかけて北太平洋沿岸(現在の日本・アラスカ・カリフォルニアなど)に生息していた絶滅哺乳類です。束柱目(デスモスティルス目)に分類され、この目に属する動物はすべて絶滅しており、現生の近縁種を持たない孤立した系統として知られています。
最大の特徴は歯の形態にあります。臼歯の咬頭(こうとう)が円柱状に束ねられたような構造をしており、「束柱」という和名の由来にもなっています。この独特な歯の構造から、海藻や水生植物などを食べていたと考えられています。
四肢は頑丈で指が広く、半水生の生活に適した体の造りをしていたとされています。水辺や沿岸に生息し、カバに似た生態を持っていたという説と、アザラシのように泳ぎを得意としていたという説があり、研究者の間で議論が続いています。
日本でも多くの化石が発見されており、特に北海道や秋田などで良質な標本が見つかっています。束柱類は日本の古生物研究における重要なテーマのひとつです。
使い方・例文
北海道や東北地方の自然史博物館で化石が展示されていることが多く、「太平洋沿岸に生息した謎の哺乳類」として紹介される場面で登場します。
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