デカン半島とは?
でかんはんとう
デカン半島とは、インド亜大陸の中南部を占める広大な三角形状の地塊で、古い岩盤が広がる安定陸塊として知られています。
デカン半島(Deccan)は、インド亜大陸の中部から南部にかけて広がる広大な台地状の地域で、北はビンディヤ山脈・ナルマダー川流域から南はインド最南端にかけて広がります。東西はそれぞれ東ガーツ山脈・西ガーツ山脈に挟まれ、内部は標高300〜600メートル程度の台地(デカン高原)になっています。
地質学的にはインド亜大陸の安定した古い岩盤(クラトン)からなり、数億年前から大きな変動を受けていない部分が多く含まれます。約6,600万年前には大規模な火山活動(デカン・トラップ)により玄武岩質の溶岩が広く堆積し、恐竜の大量絶滅との関連でも研究されています。
この地域の主な特徴は以下のとおりです。
- 熱帯モンスーン気候で、西ガーツ山脈の雨陰に当たる内陸部は比較的乾燥している
- ゴダーヴァリ川・クリシュナ川・カーヴェーリ川などの大河が東流して東ガーツを経てベンガル湾に注ぐ
- 綿花栽培に適した黒色土(レグール土)が広がる農業地帯
- チャールキヤ朝・ラーシュトラクータ朝・チョーラ朝など古代王朝の文化圏でもあった
現代ではハイデラバードやバンガロール(ベンガルール)などの大都市が立地し、インドのIT産業の中心地ともなっています。
使い方・例文
「デカン半島は古来インドの南部内陸文明の舞台であり、多くの王朝が覇を競った」のように、インドの地理・歴史の解説で頻繁に登場します。
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