ディーター・ラムスとは?
でぃーたーらむす
ディーター・ラムスは、ドイツのブラウン社で活躍した工業デザイナーで、「デザインは機能に従う」を徹底した極限まで削ぎ落とされた美しさが、現代プロダクトデザインの基準を作りました。
ディーター・ラムス(1932年生まれ)は、ドイツ出身の工業デザイナー。1950年代から80年代にかけてブラウン(Braun)社のデザイン部門を率い、シンプルで機能的・長寿命なプロダクトデザインを実践し続けた人物で、現代デザインの礎を築いた巨人として世界中で尊敬されています。
ラムスのデザイン哲学の核心は「できるだけ少なく、しかしより良く(Less but better)」という言葉に凝縮されます。彼は「良いデザインの10か条」を提唱し、デザインは革新的であり、有用であり、美しく、わかりやすく、目立たず、正直で、長持ちし、細部まで徹底し、環境に優しく、そして可能な限りシンプルであるべきだと主張しました。
ブラウン在職中に手がけた製品群は以下のような特徴を持ちます。
- 白・グレー・黒を基調とした中立的な色彩
- 余計な装飾を完全に排除した形状
- 素材の質感と機能の明快さを前面に出した表現
- 時代を超えて陳腐化しない普遍的なフォルム
ラムスのデザインは、アップル社のチーフデザイナーを長年務めたジョナサン・アイブに多大な影響を与え、iMacやiPhoneのデザイン哲学に直接継承されたと広く認識されています。引退後も世界中のデザイン学校で教育の基準として語り継がれ、現代のプロダクトデザインに最も深い影響を与えたデザイナーの一人と言えます。
使い方・例文
「これはディーター・ラムス的なデザインだ」と言えば、無駄を削ぎ落としたミニマルで機能的なプロダクトデザインを指す言葉として通じます。
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