タテゴトアザラシとは?
たてごとあざらし
タテゴトアザラシとは、北大西洋・北極海に生息するアザラシで、成体の背に竪琴(ハープ)に似た暗色の模様を持つことから名付けられた種です。
タテゴトアザラシ(学名:Pagophilus groenlandicus、英名:Harp seal)は、アザラシ科に属する鰭脚類で、主に北大西洋からカナダ東部・グリーンランド・バレンツ海にかけての海域に生息します。成体は体長1.7〜1.9m、体重120〜135kgほどになり、背中に竪琴(ハープ)を模したような暗褐色〜黒色の模様があることが名前の由来です。
タテゴトアザラシは高度に回遊性を持ち、季節によって北極海と南方の海域を大きく移動します。繁殖期には大規模な集団(コロニー)を形成し、流氷上でホワイトコートと呼ばれる白い毛皮の子を産みます。
- 生後約12日間は母乳を与えられ、子アザラシは急速に成長する。
- 離乳後、子アザラシはほどなく白い毛が抜けて灰色になり、自力で泳ぎと狩りを習得する。
- 主な餌はタラ・ニシン・オキアミなど魚類・甲殻類。
タテゴトアザラシはかつて毛皮目的の商業的な猟の対象となり、特に白い毛皮のホワイトコートの捕殺が国際的な動物愛護問題として注目を集めました。カナダでは商業狩猟が今も行われていますが、ホワイトコートへの直接猟は禁止されています。現在の個体数は比較的安定していると見られていますが、気候変動による流氷面積の減少が繁殖環境に影響を与えると懸念されています。
使い方・例文
タテゴトアザラシは、「白い赤ちゃんアザラシ(ホワイトコート)の写真が世界的に有名で、動物保護運動のシンボルになった種です」のように、野生動物保護の話題でよく紹介されます。
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