セルバーグとは?
せるべるぐ
セルバーグとは、ノルウェー出身の数学者アトレ・セルバーグ(1917〜2007)のことで、解析的整数論の発展に多大な貢献をした人物です。
アトレ・セルバーグ(Atle Selberg)は、20世紀を代表するノルウェー出身の数学者で、特に解析的整数論の分野で傑出した業績を残しました。1917年にノルウェーのランゲスンで生まれ、オスロ大学で数学を学んだのち、戦後はアメリカのプリンストン高等研究所(IAS)に移り、生涯の多くをそこで研究に費やしました。
セルバーグの最も知られた業績の一つは、素数定理の初等的証明です。1949年にポール・エルデシュとともに(別々に)複素解析を用いない純粋に初等的な方法で素数定理を証明しました。それまで素数定理の証明には複素関数論が不可欠とされていたため、この成果は数学界に衝撃を与えました。この業績などにより、1950年にはフィールズ賞を受賞しています。
また、セルバーグはゼータ関数の理論においても重要な成果を上げており、セルバーグゼータ関数と呼ばれる概念を導入しました。さらにセルバーグの篩(ふるい)は、素数や整数の分布を研究するための強力な道具として、後の数論研究に広く用いられています。
リーマン予想への取り組みでも知られ、ゼータ関数の零点の分布に関する重要な結果を導きました。その業績の幅広さと深さから、「20世紀最大の数論学者の一人」と評価されています。
使い方・例文
素数の分布を研究する際に「セルバーグの篩」という手法が用いられます。また、数学史の文脈では1950年フィールズ賞の受賞者としてセルバーグの名が登場します。
この用語をシェア
最終更新: