セルゲイ・ラフマニノフとは?
せるげい・らふまにのふ
セルゲイ・ラフマニノフは、19世紀末から20世紀前半に活躍したロシアの作曲家・ピアニストで、後期ロマン派の抒情性を最後まで守り続けた巨人です。
セルゲイ・ラフマニノフ(1873〜1943年)は、ロシアに生まれ、後にアメリカへ亡命した作曲家・ピアニスト・指揮者です。幼少期から並外れたピアノの才能を示し、チャイコフスキーにも認められました。ロシア革命後はヨーロッパを経て渡米し、名演奏家として演奏活動に多くの時間を費やしました。
ラフマニノフの音楽は後期ロマン派の様式を保ちつつ、ロシア的な深い抒情性と高度な技巧が融合しているのが特徴です。代表作には以下があります。
- ピアノ協奏曲第2番:広く愛される旋律美
- ピアノ協奏曲第3番:技術的難度の高い名作
- 交響曲第2番:長大な抒情的作品
- パガニーニの主題による狂詩曲:変奏曲形式の傑作
若い頃に発表した交響曲第1番が酷評されたことで長期的な創作危機に陥りましたが、精神科医ダール博士の催眠療法で自信を取り戻し、ピアノ協奏曲第2番を完成させた逸話は有名です。交響詩「死の島」なども深い精神世界を反映した重要な作品です。
20世紀に印象主義や無調音楽が台頭する中、ラフマニノフは一貫して調性音楽と旋律美を大切にし、それが独自の存在感をもたらしています。
使い方・例文
ピアノ協奏曲第2番の第1楽章冒頭は、映画「逢びき」や数多くのドラマで使われ、クラシック音楽の中でも特に親しみやすい旋律として知られています。
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