セミョーン・ブジョーンヌイとは?
せみょーんぶじょーんぬい
セミョーン・ブジョーンヌイは、ロシア革命・内戦期にソ連赤軍の騎兵部隊を率いて活躍し、ソ連邦元帥に昇進したソ連の著名な軍人です。
セミョーン・ブジョーンヌイ(Semyon Budyonny、1883〜1973年)は、ロシア帝国領内(現・ロストフ州付近)に生まれたソ連の軍人・政治家で、ソ連邦元帥の称号を持つ英雄的な存在として長く称えられました。
騎兵の名手として頭角を現したブジョーンヌイは、1917年のロシア革命後の内戦期(1918〜1921年)に第一騎兵軍(コンナルミア)を創設・指揮し、白軍や干渉軍との戦いで赤軍を勝利に導きました。この功績でスターリンとの強固な政治的信頼関係を築き、ソ連軍の最高幹部として1935年に元帥称号を受けました。
しかし第二次世界大戦(独ソ戦)においては、機甲化された近代戦に時代遅れの騎兵戦術で対応しようとしたとして、軍事的な評価は厳しいものとなっています。1941年のウクライナ戦線(キエフ包囲戦)では60万人以上の赤軍兵士が捕虜となる大敗を喫し、指揮官を解任されました。
スターリン時代の大粛清でも、巧みに権力の嵐をくぐり抜けて生き残り、1973年に89歳で死去しました。ソ連の馬の品種「ブジョーンヌイ種」はその名にちなんで命名されており、騎馬文化への貢献でも記念されています。
使い方・例文
「ロシア内戦を扱った小説や映画では、赤軍の騎兵隊長としてブジョーンヌイの名前がしばしば登場し、革命期のソ連軍の象徴として描かれます。」
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