スマートパワーとは?
すまーとぱわー
スマートパワーとは、軍事力などのハードパワーと外交・文化などのソフトパワーを状況に応じて組み合わせる国際政治の戦略概念です。
スマートパワー(smart power)は、国際関係論・外交政策の分野で用いられる概念で、ハードパワー(軍事力・経済制裁など強制的手段)とソフトパワー(文化的魅力・外交・多国間協力など非強制的手段)を状況に応じて賢く組み合わせる戦略を指します。
この概念は政治学者のジョセフ・ナイやスザンヌ・ノセルらが提唱・普及させたもので、一方のパワーに偏ることなく最適な手段を選択することを重視します。特に21世紀の複雑な安全保障環境において、軍事介入だけでも外交だけでも解決できない問題が増えたことから注目されました。
スマートパワー戦略の具体的な要素には以下のようなものがあります。
- 軍事同盟の維持と外交交渉の並行
- 開発援助・人道支援による信頼醸成
- 多国間枠組みを通じた規範形成
- 文化交流・公共外交による国際的な好意の獲得
アメリカのオバマ政権期に特に重視された外交方針として広く知られています。日本でも外交・安全保障政策の議論でこの概念が参照されることがあります。
使い方・例文
ある国が紛争地域に対して経済制裁(ハードパワー)を科しつつ、同時に人道支援や対話チャンネルを維持(ソフトパワー)する外交戦略が、スマートパワーの典型例として挙げられます。
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