本文へスキップ

スキッドパッドとは?

すきっどぱっど

スキッドパッドとは、車両の旋回性能や横方向のグリップ限界測定するために使われる円形の試験コースまたはその試験方法のことです。

スキッドパッドとは、円形またはそれに準じたレイアウトを持つ試験路面で、自動車の横方向(コーナリング)グリップ性能を定量的に評価するための試験設備または試験手法を指します。「スキッド」は「横滑り」の意味で、タイヤが路面上を滑らかに旋回できるギリギリの限界性能を測ります。

一般的な計測方法では、車両が一定半径の円上を定常円旋回し、横滑りを起こさずに維持できる最高速度を計測します。この速度と円の半径から算出された横加速度(横G)をその車両のスキッドパッド性能として表し、単位はg(重力加速度)で示されます。数値が高いほどコーナリング性能が高いことを意味します。

スキッドパッド試験で評価できる主な要素は以下のとおりです。

  • タイヤのコーナリングフォース
  • 車両のアンダーステア/オーバーステア傾向
  • サスペンションセッティングの適否
  • 電子制御(ESCなど)の介入特性

自動車メーカーや評価機関が新型車の性能指標として公表することが多く、スポーツカーや高性能SUVのカタログスペックにも掲載されます。また、モータースポーツのタイヤ開発やセッティング作業でも不可欠な試験です。平坦で均質な路面を持つ専用のスキッドパッド施設が各地のテストコースに設けられています。

使い方・例文

「新型スポーツカーのスキッドパッド計測値は1.05gを記録し、同クラスのモデルを大きく上回る旋回性能を証明した」という評価場面で使われます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語