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ジョゼフ・リスターとは?

じょぜふ・りすたー

ジョゼフ・リスターとは、19世紀イギリスの外科医で、石炭酸を用いた消毒法を導入し術後感染死を劇的に減らした近代外科の先駆者です。

ジョゼフ・リスター(Joseph Lister、1827〜1912年)は、イギリスの外科医であり、医療における消毒法(アンティセプシス)の創始者として知られています。

リスターが活躍した19世紀半ばの外科手術は、切断や開腹に成功しても術後の化膿感染症で患者が死亡することが非常に多い時代でした。リスターはルイ・パスツールの細菌理論に着目し、傷口に侵入する微生物が感染の原因であると考えました。

1865年、リスターは石炭酸(フェノール)を用いて手術器具・傷口・包帯を消毒する方法を実践します。その結果、自身の病棟での手術後死亡率が大幅に低下し、消毒法の有効性が証明されました。彼は手術室に石炭酸を噴霧する装置も導入するなど、衛生的な手術環境の整備を積極的に推進しました。

リスターの業績の意義は以下の点にまとめられます。

  • 手術後の敗血症・ガス壊疽を大幅に減少させた
  • 「清潔な手術」という概念を外科医に広めた
  • 後の無菌手術(アセプシス)へとつながる道を開いた
  • 微生物学を臨床医療に結びつけた先例となった

「リステリン」という洗口液のブランド名はリスターの名前に由来しており、彼の消毒への貢献が現代でも記憶されていることを示しています。1897年には男爵位を授与され、リスター男爵となりました。

使い方・例文

「リスターの消毒法導入以前は、外科手術を生き延びても感染症で命を落とす患者が後を絶たなかった」というように、近代医学史や外科学の文脈で引用されます。

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