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ジャン・フロワサールとは?

じゃんふろわさーる

ジャン・フロワサールとは、中世フランドル出身の年代記作家・詩人で、百年戦争の時代を生き生きと描いた『年代記』で知られる人物です。

ジャン・フロワサール(約1337〜約1405年)は、現在ベルギーにあたるフランドルのヴァランシエンヌ出身の年代記作家・詩人です。中世ヨーロッパの騎士道文化と百年戦争の時代を記録した『年代記(Chroniques)』は、当時の宮廷社会・戦争・外交を知るための最も重要な史料のひとつとして現代でも高く評価されています。

フロワサールは若い頃からイングランドやフランスの宮廷を旅し、王侯貴族の庇護を受けながら情報を収集しました。エドワード3世妃フィリッパ・オブ・エノーの宮廷に仕えたことをはじめ、複数の宮廷を訪問し、戦場にも赴いて直接取材を行いました。

『年代記』の特徴として、次の点が挙げられます。

  • クレシーの戦い(1346年)・ポワティエの戦い(1356年)などの戦闘を詳細に記述している
  • 騎士道的価値観(武勇・名誉・忠誠)を理想として称える視点で書かれている
  • 英仏両国の視点から書かれており、版ごとに立場が変わることがある

詩人としても抒情詩・牧歌詩などを多く残しており、文学的な価値も認められています。彼の『年代記』は中世騎士社会の精神と実態を知る上で欠かせない文献であり、ヨーロッパ各地で写本が作られ広く読まれました。

使い方・例文

百年戦争や中世ヨーロッパの騎士道文化を調べるとき、フロワサールの『年代記』が一次史料として必ず参照されます。

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