ジャン=オノレ・フラゴナールとは?
じゃんおのれふらごなーる
ジャン=オノレ・フラゴナールとは、18世紀フランスのロココ絵画を代表する画家で、軽快な筆致と官能的な場面描写で知られる人物です。
ジャン=オノレ・フラゴナール(1732〜1806年)は、フランス・ロココ絵画の全盛期を象徴する画家で、明るい色調と自由闊達な筆致により、貴族社会の享楽的な世界を生き生きと描きました。
グラース(現・南フランス)で生まれ、パリで画家フランソワ・ブーシェに師事し、さらにローマのフランス・アカデミーで研鑽を積みました。1765年にはアカデミーの会員となり、当時の美術界で確固たる地位を確立しました。
代表作「ぶらんこ」(ロンドン、ウォレス・コレクション所蔵)は、木陰のぶらんこで揺れる女性の靴が空中に舞い上がるという官能的な場面を描き、ロココ絵画の粋として広く知られています。その他にも以下の作品が名高いです。
- 「読書する娘」(ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵)
- 「愛の進行」連作(フリック・コレクション所蔵)
- 「かんぬき」(ルーヴル美術館所蔵)
しかしフランス革命の到来とともに、貴族的趣味を反映したロココ様式は時代遅れとなり、フラゴナールは晩年に苦境に立たされました。革命後はダヴィッドら新古典主義の画家が台頭し、フラゴナールは忘れられた存在となりましたが、19世紀以降に再評価が進み、現在はルーヴル美術館など世界の主要美術館に多くの作品が収蔵されています。
使い方・例文
「フランスのロココ美術を紹介する場面で、フラゴナールの「ぶらんこ」は優雅で甘美なロココの世界観を示す代表例として引き合いに出されます。」
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