ジェシー・ノーマンとは?
じぇしー・のーまん
ジェシー・ノーマンとは、アメリカ出身のソプラノ(一部でメゾ・ソプラノとも分類される)歌手で、その圧倒的な声量と深みのある歌声によって20世紀後半のオペラ界を代表するプリマドンナです。
ジェシー・ノーマン(Jessye Norman、1945年〜2019年)は、アメリカ・ジョージア州オーガスタ出身のソプラノ歌手です。ハワード大学やイーストマン音楽学校で学んだ後、ミシガン大学で音楽修士号を取得しました。1969年にベルリン・ドイツ・オペラでデビューし、たちまちヨーロッパの歌劇場でその名を轟かせました。
ノーマンの声は通常のソプラノを超えた深みと音量を持ち、ドラマティック・ソプラノとして分類されることが多い一方、レパートリーの広さからメゾ・ソプラノ的な役も歌いこなしました。特に高い評価を受けたのは以下の分野です。
- ワーグナーの楽劇(「トリスタンとイゾルデ」「タンホイザー」など)
- リヒャルト・シュトラウスの作品(「アラベラ」「エレクトラ」など)
- ベルリオーズの「トロイアの人々」
- 黒人霊歌・アメリカン・ソングの演唱
1989年、フランス革命200周年記念式典でシャン・ゼ・リゼを単身で行進しながら「ラ・マルセイエーズ」を歌ったシーンは、20世紀の音楽史に残る名場面の一つとして記憶されています。グラミー賞を4度受賞し、フランス芸術文化勲章も授与されています。2019年に脊髄損傷の合併症により74歳で逝去しました。
使い方・例文
ジェシー・ノーマンが歌ったワーグナーのアリアは、その圧倒的な存在感と声の深みにより、聴いた人の記憶に長く残ると言われています。
この用語をシェア
最終更新: