ゴルバトフとは?
ごるばとふ
ソビエトの作家ボリス・ゴルバトフは、第二次世界大戦の従軍体験をもとに祖国愛と英雄主義を描いた作品で知られます。
ボリス・レオンチエヴィチ・ゴルバトフ(Boris Gorbatov、1908〜1954年)は、ソビエト連邦のウクライナ出身の作家・ジャーナリストです。社会主義リアリズムの作家として知られ、特に第二次世界大戦(ソ連における「大祖国戦争」)をテーマにした作品で高い評価を受けました。
炭坑労働者の家庭に生まれ、若い頃からコムソモール(共産主義青年同盟)活動に参加し、プロレタリア文学の流れの中でデビューしました。記者・作家として活動しながら、1930年代には中央アジアや北極探検隊に同行し、ルポルタージュを発表しました。
主な作品には次のものがあります。
- 『仲間たち』(1933年)— 炭坑の若者たちを描いた初期の代表作
- 『不屈』(Непокоренные、1943年)— ドイツ占領下のウクライナを舞台にしたスターリン賞受賞作
- 『ドンバス』(1951年)— 炭坑地帯の戦後復興を描いた長編
ゴルバトフの作品は、祖国防衛・集団主義・英雄的労働といったソ連の国家的価値観と結びついており、スターリン時代の正統的な文学として広く読まれました。短命に終わったものの(46歳で死去)、ソビエト文学史における重要な作家の一人として位置づけられています。
使い方・例文
「ゴルバトフの『不屈』は、ナチス占領下のウクライナで抵抗を続ける家族を描いた作品で、ソ連の戦時文学・社会主義リアリズムの代表例として文学史で言及されます。」
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