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コーマ糸とは?

こーまいと

コーマ糸とは、紡績工程で短い繊維を取り除き、長い繊維だけを揃えて作った上質な綿糸のことです。

コーマ糸とは、綿の紡績工程において「コーマリング」と呼ばれる梳綿(そめん)処理を施し、短い繊維や不純物を除去して長さの揃った繊維だけを使って作られた高品質の綿糸です。

通常の綿糸(カード糸)はカーディングという工程で繊維を解きほぐして整えますが、コーマ糸はさらにコーマ機を通して精選されます。この追加工程により、繊維の長さが均一に揃い、表面が滑らかで光沢があり、強度も高いという特徴が生まれます。短い繊維が除かれることで毛羽立ちが少なく、細番手の糸を紡ぐことも可能になります。

コーマ糸が使われる主な分野は以下の通りです。

  • 高級Tシャツや肌着など、肌触りを重視するニット製品
  • 細番手の高密度織物や高品質なシャツ
  • 光沢感を活かした高級ハンカチや靴下
  • 縫い糸・刺繍糸など精度が求められる工業用途

カード糸と比較すると製造コストは高くなりますが、その分だけ風合いや耐久性が優れており、素材の品質にこだわるアパレルブランドや繊維製品に広く採用されています。繊維製品の品質表示やスペック説明で「コーマ糸使用」と記載されている場合は、上質素材の目安となります。

使い方・例文

高級Tシャツの素材説明に「コーマ糸を使用した天竺ニット」と表記されている場面や、糸メーカーのカタログで「コーマ糸(60番手)」として紹介されている場面でよく登場します。

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