クルト・アルダーとは?
くるとあるだー
クルト・アルダーは、ディールス=アルダー反応を共同で開発し、1950年にノーベル化学賞を受賞したドイツの有機化学者です。
クルト・アルダー(Kurt Alder、1902〜1958年)は、ドイツの有機化学者で、有機合成化学において極めて重要な「ディールス=アルダー反応」の共同発見者として世界的に知られています。プロイセン領ケーニヒスヒュッテ(現ポーランド)に生まれ、キール大学でオットー・ディールスのもとで研究を行いました。
ディールス=アルダー反応とは、共役ジエン(二重結合が交互に並んだ化合物)と親ジエン体(求ダイエノフィル)が環状の六員環化合物を形成するシクロ付加反応です。1928年にディールスとアルダーが共同で発表したこの反応は、複雑な環状有機化合物を一段階で効率よく合成できるという画期的なものでした。立体選択性が高く、天然物や医薬品の合成において欠かせない反応として今日も広く使われています。
この業績によりオットー・ディールスとともに1950年のノーベル化学賞を共同受賞しました。受賞後はケルン大学の教授として教育・研究を続けましたが、1958年に56歳で亡くなりました。彼の名を冠した反応は有機化学の教科書に必ず登場する基本反応のひとつです。
使い方・例文
有機化学の授業で環状化合物の合成経路を学ぶ際に、「ディールス=アルダー反応の発明者」として必ず紹介される化学者です。
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