カブリオールレッグとは?
かぶりおーるれっぐ
カブリオールレッグとは、動物の脚を模した曲線形状が特徴の家具用脚部で、上部が外側に張り出し下部が内側に細まるS字カーブを描くデザインです。
カブリオールレッグ(Cabriole Leg)は、椅子・テーブル・キャビネットなどに用いられる脚のデザイン様式で、上部がひざのように外側へ膨らみ、下部がくるぶしのように内側へ細まるS字状の曲線が特徴です。「カブリオール」はフランス語で「跳躍」を意味し、動物が跳ぶときの後ろ脚の形に由来します。
このデザインは17世紀後半から18世紀にかけてヨーロッパで広く用いられました。特にクイーン・アン様式(イギリス)、ルイ15世様式(フランス)、チッペンデール様式などの代表的なスタイルと深く結びついています。西洋家具史において「曲線の時代」とも呼ばれるロココ時代の象徴的なディテールです。
脚の先端部分(フット)にもさまざまな種類があります。
- ボール・アンド・クロウ:球を鷲の爪が掴むデザイン。チッペンデール家具に多い
- パッド・フット:丸みを帯びたシンプルな先端。クイーン・アン様式に多い
- スクロール・フット:巻き物状に丸まったデザイン
職人がノミや鑿(のみ)で木材を削り出して作られるため、高度な技術が必要です。現代でもクラシック調やアンティーク調の家具に取り入れられており、空間に優雅さと歴史的な趣を添える意匠として親しまれています。
使い方・例文
アンティーク調のサイドテーブルや椅子の脚に見られるカブリオールレッグは、その優雅な曲線によってクラシックな雰囲気を室内に与えます。
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